三大秘法の話

・本門三大秘法の上に妙義を拝す
本門三大秘法は、宗祖日蓮大聖人のご出現によってあらわされた、末法においての下種仏法の宗旨であります。
すなわち、本門の本尊・本門の戒壇・本門の題目がその名称であります。

本尊とは、普通の人が考える拝む対象の本尊のこと。戒壇(かいだん)とは、ここで修行します。勉強します、と決意を込める場所のこと。題目、は南妙法蓮華経のことですね。
これらは、結局は一つの動作になります。

南妙法蓮華経如来のご本尊を拝み、手を合わせ、その名を唱えることになるので、結局一つに重なります。そして、この三つが合わさることで、功徳が生じ、正しき「境きょう」が出来上がり、「智」が発生します。
境とは、個人を取り巻く環境・空間などのことですね。
その得た智により、正しい「行ぎょう」をおこなうことができます。

同じ、言葉を発していても、ご本尊が違ったりすると、どこか生き方がズレていたり、そこには正しき境もなく智もなく、行を行っていくこともできません。
自己でも判断できていない状態となりますね。

一般の方は、様々な悪縁もあり、間違った言葉を聞いたり、誤解する人、迷いの道から抜け出れない人も多いようです。

先祖からの因縁・罪障、個人が背負ってる罪障や善因・善果・悪行などの量は誰にも測れません。
そして、それらは自分の次の世や子孫にも受け継がれていきます。
正しく解消し、悪業を福徳へと転換できるのは妙法を唱えることのみ。
その題目の功徳は、守護する諸天の帝釈天・月天・明星天・天照・竜神・八幡大社・鬼子母神などのご威光倍増にも繋がっていくのです。